人や場所の記憶を受け取り伝える方法はひとつではないし、
特定の誰かが伝えていく必要もない。
受け取ったその人が自身の内面の世界に波紋を広げていった先に「継承」という行為が現れてくるのではないでしょうか。
これまで大きな主語で語ってこられた数々のこと、小さく小さく、個々の物語にしたときに見えてくる何かがあるのかもしれません。
長島から生まれる様々な対話によって、自分と異なる他者に触れる。
まだ知らない私自身を発見する。尊重という行為を知る。
そうして、新しい世界へ橋が架かっていくと私たちは信じています。
大切なことは、目に見えるとは限らないし、
聴こえてくるものでもないかもしれない。
はたまた、自分の輪郭さえ失うほどの闇の中で、
見つかるかもしれない。 国立療養所 長島愛生園は2030年に100周年を迎えます。
幾重にも重なった歴史を自身の身体を使って紐解き、
足元深く、内面にある新しい感覚を呼び覚ます。
ひらかれた長島から心に橋を架け渡します。

2日目の長島ダイアローグでも前日に続いて興味深い対話が繰り広げられた。
武久顕也(瀬戸内市長)の挨拶で始まったこの日は、「地域として歴史を伝えていくことの大切さ」を語る田村朋久(長島愛生園学芸員)の解説に続き、
『ダイアログ・イン・ザ・ダーク・ジャパン』代表の志村真介・志村季世恵と、和田夏実(東京大学大学院総合文化研究科研究員)の2組による基調講演、
さらにジャーナリストの堀潤の司会によるパネルディスカッションが行われた。

見えない壁をどのように
越えることができるのか

Keynote Speeches

ダイアログ・イン・ザ・ダーク・ジャパン
代表

志村真介

SHIMURA Shinsuke

一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ 代表理事

志村季世恵

SHIMURA Kiyoe

日常の積み重なりからなる
身体の記憶を更新し続ける

Keynote Speeches

東京大学大学院 総合文化研究科 研究員

和田夏実

WADA Natsumi

対等に対話することの
難しさに改めて向き合う

Panel Discussion

ジャーナリスト
NPO法人8bitNews代表理事

堀 潤

HORI Jun

ダイアログ・イン・ザ・ダーク・ジャパン
代表

志村真介

SHIMURA Shinsuke

一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・
ソサエティ 代表理事

志村季世恵

SHIMURA Kiyoe

東京大学大学院 総合文化研究科 研究員

和田夏実

WADA Natsumi

長島愛生園自治会 会長

中尾伸治

NAKAO Shinji

長島愛生園 園長

山本典良

YAMADA Noriyoshi

長島愛生園 学芸員

田村朋久

TAMURA Tomohisa

Moderator

北九州市立大学ビジネススクール
特任教授/TAO CAFE 代表

林田暢明

HAYASHIDA Nobuaki